呪い。だれかに不幸をもたらしたいと思う強い力。古今東西、人間が生きてきたのと同じように日常的に行われてきました。
呪いは日本だけではなく、世界各国で存在します。種類もたくさんあり、やり方もそれぞれです。呪いの種類や効果だけではなく、やり方も詳しく解説していきましょう。
呪いの種類はどれぐらい存在するの?
呪いは、世界各国、人間が住まうところに存在してきました。種類は無限ともいっていいほど存在します。
たとえば、呪いとしてよく知られている藁人形があるでしょう。日本でも相手を呪う方法として使われてきました。このような人形を使う呪いの種類は世界各国に存在します。古くはメソポタミア文明の時代、等身大の人形を作りだし、心臓の部分にくぎを打ったといわれているからです。このときに呪いの呪文があったとされています。この行為を見られると、自分に災いが降ってわくとされました。
もっと根本的な呪い方として、相手に念を送る方法があります。ギリシアでも使われていた方法で、相手を見つめながら不幸を願うのです。それもかつて天使でありながら、堕天使となったサタンの名において呪います。さまざまな力を借りて相手を呪う。こうした種類の呪いも数多くあるのです。
日本での呪いの種類
日本で知られている代表的な呪いの種類をご紹介しましょう。
丑の刻参り(藁人形)
白装束に高下駄を履き、鏡を持ちます。さらに鉄の輪に3本のろうそくを立て頭にのせるのです。呪いたい相手の髪の毛などを入れた藁人形と五寸釘を用意して、深夜の丑三つ時に神社の御神木に打ち付けるのです。
これを7日間行いますが、決して人に見られてはいけません。もしも、見られてしまうと、自分にも呪いがやってくるとされています。
この藁人形ですが、呪いたい相手には見せてはいけません。脅迫罪に問われた例もあるため、あくまでも他人に知られないよう注意します。
陰陽師に依頼する
日本古来から使われてきた方法です。陰陽師に依頼して、呪いを掛けます。陰陽五行思想に基づき、陰陽道によって呪いを掛けてもらうのです。陰陽師の能力によって、非常に強力な呪いを掛けられます。
もともとは古代中国に由来するといわれますが、蟲毒を使った方法もありました。毒を持った生き物をツボにいれ、共食いさせて生き残った者を蟲と呼びます。呪いたい相手に蟲をかませるのです。ほかにも黒焼きにして食べ物などに混ぜて謎の病気で急死させるようなものまであったのです。もちろん、今ではできません。
密教の呪い
日本には真言宗や天台宗に密教が存在します。その中に呪法があるとされ、今でも伝えられているのです。人形を使う方法もあり、密教の行法によって呪いをかけていきます。戦時中にも行われていたとされていますが、あまりにも強力な呪い返しにあったともいわれている方法です。
呪いの効果
呪いの本質は、相手に念を送ることです。強い思念を送り、相手にさまざまな事象を起こさせます。強い憎しみの心が、重大な影響を生み出すところが呪いの本質的効果といえるでしょう。
・人生の転機で失敗する
・長期的体調不良
・恋人と理不尽に別れる
・感情の変化
このような効果は一般的です。命にかかわるようなこともありますが、それだけ強い呪いは、呪う側にも大きなリスクがあるのを忘れてはいけません。
恨みがある人を効果的に呪う方法
恨みがある人を呪ってやりたい。いろいろなやり方がありますが、いくつかご紹介しましょう。
ぬいぐるみで呪う
人型のぬいぐるみを用意します。おなかの部分を割き、腐った食べ物などを土に混ぜ、相手の名前を書いた紙と共に詰め込み縫い合わせましょう。これを30日間放置します。あとは、この人形をナイフなどで傷つけるだけです。火をつけたり、水につける方法も効果的で、しばらくのちに名前を書いた相手に同じようなことが起こります。
ただし、ぬいぐるみには、さまざまな霊が取り付きやすいとされてきました。間違った方向になることもあるため、取り扱いは慎重に行う必要があります。
専門家の力を使う
効果的に呪うのであれば、専門家の力を借ります。理由は自分が呪うよりも力強く効果的に呪えるからです。
専門家に依頼する場合でも、自分が強く念じなければいけません。自分の念が世界を作り出します。やり方も難しくありません。常に相手にどのようなことが起こればいいか念じるのです。
言葉に出して念も送ります。やり方は単純で、呪いたいことを言葉に乗せるのです。言葉の力は強く、呪いの思念につながります。
ただし、自分の念が世界を作り出すように、自分にも返ってくるかもしれません。負の感情は、負の連鎖を呼びます。呪い返しというやり方もあるため、十分注意しましょう。
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呪いの解き方
呪いは、相手にかけられることもあります。その中でも、言霊を使ったやり方はよく知られている方法です。
やり方は呪うときと同じで、自分で言葉に出していきます。うまくいかないことも続いている状況の中、ポジティブなことをはっきりと言葉にしましょう。言葉にすることで、言霊の力は強まり、だんだんと呪いに打ち勝っていきます。
日本的考え方ですが、禊も呪いの解き方として使われてきました。禊とは洗い流すという意味もあり、水の力で浄化する方法です。
やり方は入浴することです。浴槽につかり、水で流していきます。シャワーよりも浴槽につかり、自分の体力も回復させるようにすると効果的です。
身の回りのものを整頓しましょう。呪いの力はさまざまなところからやってきます。整理されていない状況は、不幸の連鎖を生みやすいからです。自分の考え方などもすっきりしますし、呪いの効果を薄らぐようになるでしょう。
まとめ
呪いには、さまざまな方法があります。世界各国で行われてきましたが、それだけ強い力は、逆の効果も生み出しやすいのを忘れてはいけません。効果的なやり方として専門家の力を借りる方法は、その力をできるだけ自分に向けないで済む方法です。それだけ強い力と変化が生まれてくるため、負の連鎖には十分気を付けてください。